茎茶・芽茶・頭柳・粉茶の作り方
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最終更新日:2014/06/29
たくさんの種類
茎茶(くきちゃ)
煎茶、玉露の製造工程の中で新芽の茎の部分を混ぜ込んだ茶葉です。高級な煎茶や玉露の茎茶は『雁ヶ音(かりがね)』や『白折(しろおれ)』と言われ、茶葉の中でも高級品として扱われます。場所によっては『棒茶』と呼ばれる地方もあります。煎茶、玉露よりも薄い色が出ることが特徴で、独特のさわやかな味と甘みが楽しめます。
芽茶(めちゃ)
煎茶や玉露の製造過程で生えてくる芽や葉の先端からできるお茶です。扱いとしては製造過程の段階でできた副産物の扱いですが、使う部分が違うだけで他の茶葉と品質は見劣りしません。煎茶や玉露に比べると味自体が濃いのが特徴です。お湯の温度を高くすると渋くなりがちなので、低温のお湯でいれます。またいれ方によって何度も味が出ますのでたくさん楽しむことができます。濃くいれるとカフェインが多くとれるため、眠気覚ましなどに有効です。
頭柳(あたまやなぎ)
煎茶や玉露の製造過程で茶葉が大きすぎてものを省き集めたものです。葉を形状が柳の葉に似ていることからこの名前が付けられました。芽茶と同じように副産物としての扱いですが、芽茶と比べ全体的に味が薄く、さっぱりとした後味のお茶をいれることができます。柳の文字をとって『頭』とだけ呼ばれるときもあります。
粉茶(こなちゃ)
煎茶や玉露の製造でふるいにかけた工程のときに出る茶葉が小さすぎたものをあつめたものです。芽茶などと同じように出物としての扱いですが、茶葉として使用する部分が違うだけで、低価にしては味が良く品質も安定しているのが特徴です。細かい粉により熱いお湯ですと成分が短い時間で抽出され、味が濃いため寿司屋などのあがりとして使用されることでおなじみです。粉状ですが抹茶とは別として扱われます。
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